楽しく脳を鍛えよう! 【おすすめ脳トレ7選】

脳トレ

日々の生活の中で、記憶力や集中力の低下を感じることはありませんか?実は脳は筋肉と同じで、適度に刺激を与えることで、いくつになっても鍛えることが可能です。

早大セミナーでは44年間、幅広い年代の方々に脳トレを提供してきました。今回はその経験をもとに、誰でも楽しく、毎日簡単に続けられる脳トレ方法を7つ厳選してご紹介します。

① 指先トレーニング(手指体操)

指先を動かすことは脳に直接刺激を与え、認知症予防や記憶力の向上に役立ちます。特にシニアの方に効果的な方法が「指折り数え」です。

具体的なやり方は次の通りです:

  • 両手を前に出し、手のひらを自分の方に向けます。
  • 右手は親指から小指に向かって1から順に数を数えながら指を折っていきます。
  • 同時に左手は小指から親指に向かって10から逆順に数を数えながら指を折ります。
  • これを交互に繰り返し、右手は1→5、左手は10→6まで指折りを行ったら、逆方向へ戻ります(右手は5→1、左手は6→10)。

シンプルに聞こえるかもしれませんが、実際に試すと両手を同時に異なる動きをすることが意外に難しく、脳全体をしっかり刺激します。毎日数回繰り返すことで、脳と指先の連携力が高まり、集中力アップや脳の活性化に繋がります。ぜひチャレンジしてみてください!

② 計算チャレンジ(暗算脳トレ)

計算といっても難しいものではありません。暗算による簡単な計算を日常的に続けるだけで、脳の活性化に効果があります。

例えば、買い物に行った際の合計金額を頭の中で計算することを習慣にしましょう。

具体例:スーパーでの買い物暗算トレーニング

  • 買い物カゴに商品を入れるたびに合計を暗算していきます。
  • 「148円のパン+278円の牛乳=426円、次は298円の卵を入れて合計724円…」といった具合です。
  • すべての品をレジに持っていく前に合計金額を頭の中で導き出し、レジで答え合わせをすることで楽しみながら脳を鍛えることができます。

さらに、テレビや新聞で出てくる数字を使った暗算も効果的です。


③ 音読トレーニング(脳を活性化する声の運動)

「声に出して読む」ことは、脳をまんべんなく刺激するトレーニングになります。目で文章を追い、内容を理解し、それを言葉に変えて口から発するという一連の動きが、認知機能を高めます。

具体例:新聞・本を使った音読トレーニング

  • 朝の新聞やお気に入りの本を声に出して読んでみましょう。
  • 特に難しい文章でなくても構いません。短時間でも毎日繰り返すことが効果を発揮します。
  • 慣れてきたら、できるだけ感情を込めて朗読したり、少し早口で読んだりすると、より脳への刺激が増します。
  • 身近に誰かがいる場合は、聞き手になってもらい、伝わるように読む工夫をすることで一層効果が高まります。

④ 空間認識トレーニング(お部屋で間違い探し)

空間認識能力を鍛えることは、脳の若さを保つ秘訣の一つ。手軽に行える方法として「間違い探し」が最適です。

具体例:自宅でできる簡単間違い探しゲーム

  • 自宅のリビングや自分の部屋をよく観察します。
  • まず普段通りの状態をしっかりと記憶します。
  • 次に目を閉じて、誰かに数か所、物の位置を変えてもらいます(もしくは自分で位置を変え、少し時間を置いてから確認)。
  • 「時計の位置が少しズレている」「雑誌が入れ替わっている」などの違いを探し出しましょう。
  • 繰り返し行うことで観察力と記憶力、注意力が自然と鍛えられていきます。

⑤ 連想記憶トレーニング(言葉の連鎖ゲーム)

連想を使って記憶力を鍛えるトレーニングも手軽で効果抜群です。脳内で言葉の連想を続けることで、記憶の引き出しが増え、思考の柔軟性がアップします。

具体例:「言葉つなぎ」脳トレゲーム

  • 好きな単語をひとつ決め、それから連想される言葉を次々と挙げていきます。
  • 例えば、「りんご」→「赤」→「夕焼け」→「夕飯」→「カレーライス」…と連想を続けていきます。
  • 少し慣れてきたら、前の言葉を順番に覚えていき、「りんご→赤→夕焼け→夕飯…」というふうに記憶を確認することで、さらなる効果が期待できます。
  • ご家族やお友達と交互に行うと楽しみながら記憶力を鍛えることができます。

⑥ 利き手の逆手トレーニング(反対の手を積極的に使う)

いつも使う手とは逆の手を使うことは、脳に新しい刺激を与えます。普段の行動をあえて「逆手」で行うことで、脳に新鮮な刺激が届きます。

具体例:逆手で日常生活にチャレンジ

  • 歯磨きを利き手と逆の手でやってみましょう。慣れない手を動かすことで、脳に普段とは違った刺激が与えられます。
  • 他にも、食事の際のお箸やスプーン、文字を書くことなどを利き手と逆の手で行ってみましょう。
  • 最初はうまくできないかもしれませんが、その「ぎこちなさ」こそが脳への刺激になります。

⑦ 五感刺激トレーニング(感覚をフル活用する)

脳は五感を通して様々な情報を取り入れています。日常生活の中で「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」を意識的に活用することで、脳の活性化が促されます。

具体例:お茶の時間を使った五感トレーニング

  • お茶やコーヒーを飲む際に、ただ飲むのではなく、ゆっくり五感を使って楽しみましょう。
  • 「視覚」:お茶の色や蒸気の様子をしっかり見る
  • 「聴覚」:お茶を注ぐ音、飲む際の音に耳を澄ます
  • 「嗅覚」:香りをじっくり嗅ぎ、香りの違いを感じる
  • 「触覚」:カップの質感や温かさを手や唇でしっかり感じ取る
  • 「味覚」:口に含んだときの味の広がりや、味の違いを楽しむ
  • 普段意識しない感覚を研ぎ澄ますことで、脳への刺激が大幅に高まります。

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